エントランスホールへ入ると正面にはフロント、
右側にはロビー、売店、レストラン入り口がある。玄関の左奥には3棟の宿泊棟が連なり、また、玄関の右側には浴室や会議室のある建物がたっている(
航空写真)。玄関は木造1階建てのゆったりしたつくりで、宿泊棟も含めても2階建てまでの低層建築である。玄関前にとめてあるワゴン車で酸ケ湯温泉へ送迎してもらえる。
玄関の右側にあるレストラン「メドー」。
内部は天井が高く、広々としている。
朝食もここでいただいた。
この日は土曜日夜の宿泊であったが、他に宿泊客はほとんどなく、レストランにいた2、3組の客も酸ケ湯温泉の泊り客のように見えた。50室以上の客室を有するホテルであるから、夏や紅葉の季節の混雑期にはまた印象はかなり異なるのかもしれない。
フロントから一番近いツインの325号室(30m
2)。
ベランダがついており、外にはブナの森が広がる。おそらくは温泉水を利用していると思われる床暖房が
浴室や洗面所にも設備されていて、大変に暖かいのだが、部屋ごとの温度調節機能はない。フロントに「暑いのだが」と相談したところ「冷房で調整して下さい」とのことであったが、冷房を使うまでもなく窓を少し開ければいいわけで、この季節であれば虫の心配もなく、心地よい湿度の冷気を入れることができて快適であった。
温泉は酸性塩化物・硫酸塩泉の「渡り鳥の湯」と名付けられたホテル敷地内の自然湧出泉。酸ケ湯温泉のいくつかの源泉の泉質とは異なり、透明でさらっとしている。
前日は穏やかな天気でロープウェイも運行したが、翌朝は
吹雪模様の荒れた天気となった。そのような中で、朝の送迎バスを見送って昼過ぎのバスまでこのような佳いホテルの客室や温泉でゆっくり過ごしたり、レストランでのんびりと
昼食をとるのもまた一興である。
写真は、1階に大浴場2階に会議場のある建物から縦に連なる宿泊棟を見たところ。手前が300番台の客室がある棟、その奥に200番台の棟、この写真では見えないが、さらに奥に100番台の棟がならんでいる。